飼育事業

黒毛和牛の飼育

蔵王あぐりは搾乳牛の飼育をしている牧場ですが、数年前から肉牛である「黒毛和牛」の飼育に取り組んでいます。黒毛和牛は生まれてから10か月間飼育した後、市場に出荷します。黒毛和牛も搾乳牛と同様に十分な飼育管理と健康管理を行いながら、愛情をかけて育てています。

和牛牛舎の様子。

黒毛和牛も搾乳牛と同じように、健康で立派な牛になるよう、大切に育てています。


ゲノム解析による遺伝子検査

ゲノムとはDNA全ての遺伝情報のことです。病気になりにくい、足腰が丈夫である、た<さん乳を出すことが出来るかなど、親の生物学的な特徴が子供に伝わることが遺伝であり、それを伝えるDNAの特定の部分が遺伝子です。DNA全ての遺伝情報であるゲノムを解析することで、遺伝的に優れている牛を知ることができます。蔵王あぐりでは優れた素質を持つ子牛がた<さん産まれるように、これからお母さんになる牛(未経産牛)を対象にゲノム解析による遺伝子検査を行っています。

牛の受精卵の採卵・販売

雌牛から受精卵を採取し、他の雌牛に受精卵を移植して子牛を生産することが行われています。また、黒毛和種の受精卵を乳牛に移植すると黒毛和種の子牛を生産することができます。蔵王あぐりでは数年前まで授精卵を購入して移植を行っていましたが、今では自ら採卵を行っており、飼育している牛に移植して子牛の生産を増やしています。また、た<さん受精卵が採取できた時は、販売も行っています。